- チップって実際どんなときに支払うもの?
- どうやって支払うの?
- 相場はどのくらい?
チップ文化のない日本に育った私たちからすると、チップのある国への旅行や留学ってちょっと緊張しちゃいますよね!
今回はカナダでのチップ事情について詳しくまとめてみました。
旅行に訪れたときに、知らずに慌てないように今のうちに学んでおきましょう!
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チップを支払うときって?

チップの必要な場所をざっくりまとめてみると下記のとおり。
- レストランやカフェでテーブルにサーバーがつく場合
- バー
- ホテル
- 美容室やネイルサロン、エステサロン・スパ
- タクシー
- ツアーガイド/バスツアーのドライバー
- Uber eats などのデリバリーサービス など
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. レストランやカフェでテーブルにサーバーがつく場合
レストランやカフェでテーブルごとにサーバーがついてくれて、席の案内をしてくれたり、メニューを持ってきてくれたり、注文を聞きに来る、料理を運んでくるなどの流れがあればチップは必要です!
反対に言うと、自分で席を決めて自分で注文をして、自分で料理を運ぶようなファストフード店やフードコートではチップは原則必要ありません。(マクドナルドやスターバックスなど)

レストランの料理をテイクアウトするときもチップはいるの?
テイクアウトの場合も、基本的にチップはなしで大丈夫です。
しかし、コロナ以降、テイクアウトやファストフード店、フードコートでも「ローカルの飲食店をサポートする」という意味で気持ち程度のチップを払う人も増えています。
でも、払わないからと文句を言う人はいないので安心してください。
いいサービスを受けたり、自分の懐に余裕があるときには支払うようにしましょう。
2. バー
バーやクラブでバーテンダーから直接飲み物をもらう時に$1~2のチップを支払う人が多いです。
また、バーがテーブル席でサーバーが飲み物を持ってきてくれるときは、上のレストランやカフェと同じように会計時に支払います。
3. ホテル
ホテルはサービスを受けるたびに支払う必要があります。
チップが必要なホテルで受けるサービスは
- バレットパーキング
- ポーターサービス
- ルームサービス
- コンシェルジュサービス
- ハウスキーピング
などです。
相場については、サービスによって変わるのでのちほどご紹介しますね!
4. 美容室やネイルサロン、エステサロン・スパ
カナダでは美容室やネイルサロンにもチップが要ります!
もちろん日本人が経営している美容室でも!です。
当たり前に日本で質の良いサービスを受けてきた私たちにとっては「そうなのかぁぁー」というところですよね(笑)
5. タクシー
タクシーもチップの支払いが必要です。
最近では、一般のタクシーの代わりに配車サービス「Uber」を使う人も多いですね。
Uberのドライバーさんにもチップを支払いますよ!
6. ツアーガイド・バスツアーのドライバー
パッケージ旅行やオプションツアーなどでお世話になる現地のツアーガイドにもチップが必要です。
またバンクーバーからロッキーに旅行に行く人もたくさんいますが、バスツアーに参加する場合はドライバーにもチップを支払います。
パッケージ旅行の場合でも "旅行代金の他に別途チップ代がかかります" なんていう1文を目にしたことがある方もきっと多いですよね!
現地のツアーガイドやドライバーにとってはチップも大事なお給料のうち。
忘れずに支払うようにしましょう。
7. Uber eats などのデリバリーサービス
カナダで一般的な「Uber eats」や「DoorDush」「SkipTheDishes」などのフードデリバリーサービスを使うときには、配達をしてくれるドライバーへチップが必要です。
基本的にはアプリで決済するときに、チップ額を入力して一緒に支払う形式です。
カナダのチップの相場は?

こちらも上記で紹介した6つについて見やすいように表にまとめてみました。
サービス | チップの相場 |
---|---|
1. レストラン/カフェ | 15%~20% |
2-1. バー(バーテンダーから飲み物をもらう) | 1杯につき$1~2 |
2-2. バー(テーブルサービス) | 15%~20% |
3-1. ホテル(バレットパーキング) | $2~5 |
3-2. ホテル(ポーターサービス) | 荷物1つにつき $1 |
3-3. ホテル(ルームサービス) | bill(明細書)の15% |
3-4. ホテル(コンシェルジュサービス) | $1~20(受けたサービス内容による) |
3-5. ホテル(ハウスキーピング) | $2~5 |
4. 美容室/ネイルサロン/エステサロン/スパ | 15~20% |
5. タクシー | 10~20% |
6. ツアーガイド/バスツアーのドライバー | 10%~15% |
7. フードデリバリーサービス | 10% |
あくまで相場であって、サービス内容によっておおきく変わるので参考として見て頂けるといいかと思います。

ものすごく待たされたり、もう来たくないと思うような対応をされたときは払わなくていいの?
チップはあくまでサービスに対する感謝の心付けなので、あまりにもサービスが悪かったら支払わない人ももちろんいます!
でも日本のようなサービスを期待せず、余程のことが無い限りは低めの10%ぐらいは支払っておいたほうが無難です。
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チップの支払い方

チップの支払い方は大きく2つ「現金」か「カード」での支払いに分かれます。
それぞれ詳しくご紹介しますね。
現金でチップを支払う場合
お会計のときに、チップ込みの料金を現金で支払います。
〈例1〉$20のBill(明細書)を受け取ってチップを15%支払いたい→チップ込みで $23 を支払います。
もしちょうどしたお金を持っていない場合は
〈例2〉$20のBill(明細書)を受け取ってチップを15%の$23支払いたい→$30渡して$7を戻してもらいます。
〈例2〉のときに使える英語は

Can I get 7 dollars back?
Can I have 7 dollars back?
で通じますよ!
カードでチップを支払う場合
カナダはカード社会なのでこちらの支払い方が一般的です。
カードを差し込むマシーンによって2通りのチップの支払い方法があります。
- チップ額をそのまま入力する方法(例:$5など)
- チップとして支払うパーセンテージを選択する方法(例:15%など)

写真はカフェでの支払いのときに出てきた画面です。
この日は、アイスコーヒーのテイクアウトのみだったので『Skip』でチップは支払いませんでした。
チップを支払いたい人は、それぞれ『15%』『18%』『20%』を選択するとチップが合計金額に加算されるのでそのまま支払えばOK!
また表示されているパーセンテージ以外の金額をチップとして支払いたい場合は、1番下の『Custom amount』を選択して自由に金額を入力することができます。
カードマシーンによって画面は変わるので、指示に従って入力していけば大丈夫です。
チップを支払う前に確認すること
サービスによってはBill(明細書)にすでにチップが含まれて合計金額が計算されている場合も!

レストランで団体のグループで予約した場合など、自動的にチップが加算されていたりしますよ
それ以外にも、場所によって「あれ?もう入ってる」という事があるので二重で支払ってしまわないように確認しましょう。
レシートに【Gratuity】や【Service Charge】とあればそれはチップのことです。
カナダのチップまとめ
日本人の私たちにとってなじみはなくても、カナダで働く人にとってチップは大事な収入です。
払う人も、払われる人も気持ちよく!がいいですよね。
カナダに旅行にきたとき、留学に来るときにお役立ていただければ嬉しいです。