- レジュメを作らないといけないけど書き方が分からない
- 目を引くレジュメの書き方は?
- とにかく採用されたい!
- レジュメやカバーレターのテンプレが欲しい
カナダで仕事を探す、ワーホリ・Coopの学生・ポスグラの学生や移民された方向けに、こんな悩みを解決する記事を書きました。
カナダで仕事を探そうと思ったら、レジュメと呼ばれる履歴書を作ることになります。
カナダ在住10年、これまでにたくさんのレジュメを作り、見てきた筆者が「目に留まる」レジュメ・カバーレターの書き方をご紹介!
採用されやすくなるポイントや、重要な確認事項など合わせて解説していきます。
記事の最後にはテンプレートもご用意していますので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
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日本とカナダの履歴書の違い

まず大前提としてカナダのレジュメの書き方や形式は日本の履歴書と全く異なります。
大まかに説明すると以下の3点です。
- 証明写真がいらない
- 手書きはNG
- 決まった形式が無い
1:証明写真がいらない
証明写真を貼る必要も無ければ、生年月日(年齢)・性別を書く必要もありません。
これは応募者を見た目や年齢、性別で判断しないということです。
2:手書きはNG
日本の履歴書は下書きをして、万年筆で清書して、と念入りですよね!
カナダのレジュメで手書きは見たことがありません。
パソコンで作成するのが一般的です。
WordやGoogleドキュメントで作成するようにしましょう!
3:決まった形式が無い
日本の履歴書のように決まった形式がありません。
逆に決まった形式があるなら、ワーホリも学生さんも悩まずに済むんですけどね(笑)
決まった形式は無いものの、だいたいの書く内容は決まっているのでこの後ご紹介します。
自由度が高いので、個性あふれるレジュメも多いですよ!
マネするだけでOK!読まれるレジュメの書き方7ステップ

さっそくレジュメの書き方をご紹介していきます。
決まった形式は無いですが、以下の内容は必須と言っても過言ではありません。
1. 名前・連絡先
名前・住所・電話番号・Eメールアドレスは必ず記入します。
海外では仕事を探す手段のひとつに LinkedIn というビジネス特化型SNSを利用することが多いです。
LinkedInのアカウントがあれば、URLを記載すると尚良しとされています。
2. 志望するポジション・目的
どんなポジションを求めているか、どんなスキルを活かそうとしているか、そのポジションで成し遂げたい目的などを記入します。
レストランのサーバーの場合
(例) Seeking an opportunity to utilize proven communication and multi-tasking skills as a server at [name of the restaurant]. Positive attitude and always willing to learn.
(訳)[レストランの名前] のサーバーとして、定評のあるコミュニケーションスキルとマルチタスクスキルを活かすことのできる機会を求めています。前向きな姿勢で、常に学ぶことをいといません。
3. スキル
あなたの提供できるスキルを「ハードスキル」「ソフトスキル」の2つに分けて記入します。
ハードスキルとはその職種に特化したテクニカルなスキルのことを言います。
〈例: キャッシャーができる、マーケティングができる、ソーシャルメディアが使える etc... 〉
ソフトスキルとは仕事の場において、他人と交流する上でプラスになる性格の特徴などを言います。
〈例: コミュニケーションスキルに優れている、チームワークが得意、適応性がある etc... 〉
4. 職歴(新しい順に書く)
職歴と、働いていた期間、業務内容を箇条書きで新しいものから記入します。
職歴以外にも、志望する職種に関連するボランティア活動などがあれば記入するといいですよ!
5. 学歴
最終学歴から記入します。
多くても最終学歴から2つまでで十分です。
学校名、 専攻、 所在地、在学期間を書きます。
6. 話せる言語
英語の他に話せる言語があれば記入します。
特にホスピタリティ・カスタマーサービスの分野では重宝されますので積極的にアピールしましょう!
7. リファレンス(省略可)
リファレンスとは「推薦」や「職歴・経歴の照会」のこと。
採用する企業側が、応募者の過去の仕事ぶりや人格について、前職の上司や知人などに確認をすることがあります。
通常は「Available upon request (リクエストに応じて可能です)」と記入するのが一般的です。
8. ビザの期限 ・期限
ワーホリビザや、COOPビザなど、働くことができるビザでも期限がある場合には、ビザの期限を記載すると親切です。
長く働けると思ったから雇ったのに!という採用側とのトラブルを防止するためにも記入するようにしましょう。
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カバーレターの書き方

ご紹介したレジュメの書き方を見ても分かるように、海外のレジュメには「志望動機」や「自己PR」を書く場所がないのが一般的です。
それらを書いて採用者にアピールするのが「カバーレター」になります。
応募者が多数ある場合は、まずカバーレターを読んで、レジュメを読むか判断すると言われているほど重要な選考材料となります。
ですが最近ではカバーレターを提出する応募者は少ないです。
採用する側も忙しいので、何枚も資料を見ていられないのが現実のようです。

確かに、サーバーやカフェなどのパートタイムでカバーレターまで提出している人は見たことないですね!
でも競合が多そうな仕事や、なにがなんでもこの仕事をしたい!という場合はカバーレターを付けるに越したことはなさそうです!
では、カバーレターのサンプル画像を元に書き方を見ていきましょう!

1. 名前・住所・連絡先
名前と住所、メールアドレスと電話番号を記入します。
2. 日付
カバーレターを提出する日付を記入します。
3. 採用担当者の名前
もし、事前に採用担当者の名前が分かるようであれば「Dear Mr. Barton」のように直接名前を記入するのがベストです。
名前が分からない場合は「Dear Hiring Manager」や「Dear Hiring Team」が無難です。
4. オープニングパラグラフ
カバーレターは3つのパラグラフで成り立ちます。
オープニングパラグラフは採用担当者の目を引く大事な部分。
ここには簡単な自己紹介を兼ねた志望動機、キャリアゴールなどを記入します。
また、誰かから紹介された場合もオープニングパラグラフでその旨を記入すると、注意を引くことができ、採用者の理解も早まります。
5. ミドルパラグラフ
自己紹介が終わったら、あなたの経歴の中で応募する職種と最も関係の深い仕事について説明します。
培ったスキルや、資格などと共にあなたがなぜこの職種に適切か。
これまでの職歴や専攻などをどう生かせるか、などを記入すると良いでしょう。
6. クロージングパラグラフ
クロージングパラグラフには、時間を割いてあなたのカバーレターを読んでくれたことに対するお礼を書きます。
7. 挨拶・署名・名前
フォーマルな締めの挨拶を記入します。
- Sincerely,
- Regards,
- Best regards,
- Kind regards,
- Respectfully,
などが良いとされています。
そしてあなたの署名を記入し、名前で締めます。
【重要】レジュメ&カバーレターが出来たら確認すべきこと

レジュメとカバーレターが出来上がったらすぐに企業に送付するのではなく、最終確認をしてからにしましょう!
この一過程があるのと無いのでは、採用に大きく関わります。
誤字・脱字の確認
スペルミスがあると、採用担当者も「見直さなかったのかな?」「やる気あるのかな?」と思いますよね!
ネイティブでもスペルミスを犯すくらいなので、英語に不慣れな内は時間をおいて2・3回はチェックするようにしましょう。
また、身近に英語のスペルや文法を聞けるカナディアンがいればチェックしてもらうのも手です。
フォント・スペースの確認
文字化けを避けるためにも、シンプルなフォントで統一するのがおすすめ!
Arial, Calibri, Century, Verdana , Times New Roman が無難です。
また、特にカバーレターではスペースも重要です!
パラグラフごとにほどよいスペースを入れてあげることで、採用担当者はストレスなく読むことができます。
ファイルの形式 / ファイル名の確認
オンラインやメールでレジュメ・カバーレターを提出する場合、採用担当者が見やすいように.doc か PDF.のファイルで形成しましょう。
また、ファイル名も「Yuko-Tanaka-Resume」や「Yuko-Tanaka-cover-letter」のようにしておくとダウンロードする側は分かりやすくて良いですね!
目を引くレジュメ・カバーレターでお仕事をGETしよう
いかがでしたか?
カナダでお仕事に応募する際には役立てて頂けたら幸いです。
レジュメやカバーレターを書くときの参考に、カナディアンお墨付きのテンプレートを配布します。
マネをしてももちろんOKですが、内容や気持ちは自分自身の言葉で伝えるのが1番ですよ!